東京の顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士 YUのブログ

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「小脳の機能 スライド」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU
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    | 顕微鏡歯科専門歯科衛生士 YU | マイクロスコープ顕微鏡歯科 | 21:11 | - | - |
    「歯の歴史 口中医 入れ歯師 お歯黒 かね下 房楊枝 歯磨き粉 」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU
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      歯の歴史について書かれた本を拝読しました。
      興味深いことが沢山書かれていましたので、ご参考までにどうぞ^ ^

      う蝕率:遺跡から縄文時代人の頭蓋骨を調べると、虫歯の痕跡がみつかる。う蝕率は7%であり、う蝕の高頻度の歯牙は第三大臼歯であった。う蝕の本数は三本近い値となるが三本を超えることはない。このう蝕頻度はその後鎌倉時代に至るまでほぼ同程度に持続したと考えられている。室町時代に入るとう蝕頻度は四本を超える。江戸時代では庶民の虫歯が一人平均4本〜5本だったのにたいし、徳川将軍家は虫歯が多かった。将軍や夫人たちは平均7本であった。江戸城内の食生活問題があったと考えられている。

      口中医:丹波兼康(室町時代の有力な口中医、現代の歯科と耳鼻科)は口科専門医の祖とされる。その治療範囲は歯、口舌、咽頭など口の中全てであった。1531年(享禄四年)には治療法を「口中秘伝」としてまとめている。江戸時代になると徳川家や有力大名に抱えられ、地位の高い法眼となる口中医も現れる。口中医は歯、舌、咽頭など口腔内できる疾患の治療を対象とし入れ歯は製作しなかった。そのため口中書(室町時代や江戸時代の歯の医学書)には入れ歯の製作について記してあるものは一つもない。明治8年、医師の資格を授ける医術開業試験が導入されたが、このとき口中科は医科の一分野として認められていた。明治16年に歯科試験科目が定められると実績を積んだ口中医もこれに合格しなければ歯科医を名乗ることはできなくなった。


      歯草(はくさ):現代の歯周病。江戸期の病名である。息が臭くなることから歯草、歯瘡と呼ばれていた。歯周病に相当する症状には、歯草、歯挺(根が露出して挺が出る)、牙宣(歯肉が宣露して血が出る)、口臭(口中の臭い)など。平安時代から鎌倉時代も絵巻から歯草で悩まされていたことがわかる。歯を失う原因は虫歯より歯草のほうが多かった。

      飾歯(しょくし):人工的に歯を抜いたり加工したりする風習。日本では抜去の対象となった歯は、上顎の側切歯・犬歯・第一小臼歯、下顎の中切歯・側切歯・犬歯・第一小臼歯で、口を開けた時に容易にみえる範囲に限られていた。抜去される歯は時代や地域によっても変化した。

      入れ歯師:室町末期に出現されたとされ。木の彫刻技術を持っていた仏師などが入れ歯師に転向したといわれている。江戸時代の入れ歯師は庶民の歯痛の治療、抜歯(抜歯を主としたものは歯抜きと呼ばれた)、入れ歯づくりを生業としていた。入れ歯づくりの腕を見込まれ、大名や上流階級に呼ばれる入れ歯師もいた。その技術は口伝で授けられ決して他人に漏らすことはなかった。そのため秘伝書は残っていない。木製の入れ歯は木床義歯といい、明治には西洋義歯(ゴム床義歯)に対して皇国義歯と呼ばれた。

      お歯黒:お歯黒はかね水とタンニンの粉を湿らせた房楊枝や筆につけて数回繰り返して歯に塗っていく。かね水は通常お粥や麹、濃い茶、酒等を入れたお歯黒壺に火にあぶった錆びた古釘や鉄屑を加えてつくる。壷の中でデンプン質が発酵して酸ができ鉄分が溶け出す。かね水は酢酸第位置鉄の溶液で、これとタンニンの粉が歯の表面で合わさるとタンニン酸第二鉄の薄膜ができ黒くなるしくみである。元禄時代の女性は白粉や紅は薄くつけた方が上品だが、お歯黒は濃い方が良く、毎朝つけるのが女性の身だしなみであるとされた。

       

      かね下:お歯黒が剥げて斑になるのはみっともないとされた。江戸中期頃からお歯黒を剥げにくくする工夫がこらされた。かね下はかねはげぬ薬と呼ばれ、お歯黒の下処理として弱酸性の液でエナメル質の表面を一層溶かし歯の表面をざらざらにし、お歯黒がつきやすくする効果がある。かね下を使うとお歯黒が長持ちし、毎日塗る手間が省け、一週間に一回くらいですんだという。明治期の歯科医たちはかね下は歯を傷つけるので有害であるとし、かね下を使わないようお歯黒そのものをやめるよう主張した。

      房楊枝:古代インドでは木の枝の一端を噛んで繊維状にしたもので歯を磨きこれを歯木と呼んだ。釈迦は歯木を使って歯磨きをしない口臭のする修行僧に歯木で歯を磨くと五つの功徳があると論したという。五つの功徳とは、眼がはっきりとし、口が臭くなくなり、味覚も良くなり、痰も出ないで、消化がよくなることを指す。インドから中国、朝鮮半島を経て仏教とともに西暦552年頃日本へ伝わったと言われている。江戸時代に日本では歯木は房楊枝として進化し商品化された。歯木を房楊枝のように改良したのは日本だけで日本人の創意工夫や良いもの作ろうとする心意気が感じられる。江戸中期には歯磨きが一般庶民まで広まり、明治中期まで使われていた。

      歯刷子(はぶらし):明治五年(1872)外国製の歯ブラシをまねて、鯨の髭や水牛の骨に馬下を植えた歯ブラシが大阪で発売された。現在でも国内の歯ブラシの50%以上が大阪で製造されている。明治初期の歯ブラシは豚毛が主流で、馬、狸の毛を利用することもあった。大正期になるとさまざまな色のセルロイド柄の歯ブラシが生産され外国へ輸出されるようになる。現在主流のナイロンの毛は1935年にアメリカのデュポン社が発売したのが始まりである。プラスチック柄でナイロン毛の歯ブラシが日本で製造されたのは戦後、アメリカから材料を輸入できるようになってからである。

       

      戦後の歯科治療:昭和20年、終戦を境にGHQの教育改革によって医師、歯科医師になるためには国家試験に合格することが条件となった。昭和21年8月にはGHQの指示で国民医療法が一部改正され、公的共同体として保健福祉に貢献するように歯科医師会の目的、構成、運営が改編された。昭和23年には新医師法、新歯科医師法、保健婦助産婦看護婦法、歯科衛生士法、医療法などが制定され保険医指定制度もできた。その後歯科技工法も成立した。高度成長期には子供から大人までう蝕が増え「3時間待ち3分治療」と言われるほど歯科医院には診療時間前から行列ができるほどであった。また、「治療から予防へ」という流れは明治初期から中期に誕生した日本人歯科医らの啓蒙によるものである。

       

      | 顕微鏡歯科専門歯科衛生士 YU | 医療 | 05:17 | - | - |
      認知症患者の管理 「認知症の正しい理解と最新の知見」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU
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        家族がアルツハイマー病だと気づいた症状

        ・同じ事を何回も聞いたり言ったりする
        ・物忘れやしまい忘れが目立つ
        ・物の名前が出てこない
        ・怒りっぽくなった
        ・複雑なテレビドラマの内容が理解できない
        ・時間や場所の感覚が不確か
        ・財布が盗まれたという(被害妄想)
        ・慣れているところで道に迷う

        ※自分は病気だと思っていない

        認知症による中核症状と周辺症状

        中核症状
        1 記憶障害
        2 見当意識障害
        3 認知機能障害
        (計算、判断力低下、失語、失行、失認、
        実行機能障害→料理が作れない、テレビのリモコンが使えない、エレベーターのボタンが使えない)

        周辺症状
        興奮、幻覚、妄想、嫉妬、徘徊、攻撃的亢進

        認知症の診断基準 DSM

        社会的に問題なく1人で自立して生活できていれば正常とする。周辺症状は適切や介護や薬物療法で症状がよくなる。中核症状は治療法がない。

        アルツハイマー病の原因である老人班(アミロイドたんぱく質)はこどもの頃から産生されている。加齢とともに溜まりだす。発症前から脳内のアミロイドたんぱく質の蓄積を追った研究では、50代でアミロイドβが出現、60代でタウたんぱく質の出現、70代で発症とアミロイドβ出現から長い時間を経て認知症を発症していた。PETで老人斑が検出できる。

        ワクチン療法が開発されたが、治験の段階で6%に脳炎がでたため中止。その後、副作用のでなかった患者の予後を追ったデータでは老人斑は消えても病気は完治していなかった。

        アルツハイマーの予防法 PET検査

        アルツハイマー病発症・予防因子

        1 加齢、女性:男性=2:1
        2 糖尿病
        3 運動
        4 頭を使うこと、人と会う、会話する
        5 歯周病、歯牙欠損、咀嚼低下
        (口腔疾患・口腔疾患悪化とアルツハイマー病についてはコホート研究、横断研究データがでている)

        口腔環境・口腔疾患と認知機能「歯周病とアルツハイマー病の実験」
        人工的にアルツハイマー病に罹患させたマウスを用意。2グループに分けて、一方だけを歯周病菌に感染させた。マウスは新しいものによっていく習性がある。歯周病菌(P.g菌)を感染させたマウスの方が認知機能が低くなっていた。歯周病マウスでは、脳内のアミロイドβ沈着が増加、炎症サイトカインであるILやTNFαも大脳皮質で増加、内毒素が脳内にまで及んでいた。P.g菌のLPSでアミロイドβ産生が増加したものと考えられる。

        歯周病・歯牙欠損・液状食が脳に与える影響

        口腔内の歯周病菌が脳内のアミロイドβの蓄積に影響を与える。
        抜歯、ソフトダイエット(液状食)はアルツハイマー分子に影響はなかった。しかし認知障害が認められた。咀嚼機能の低下が海馬神経脱落に影響を与えたものと考えられる。口腔は解剖学的に神経の複雑なところに位置し、海馬にも影響を考えられる。

        現在日本では糖尿病患者が約900万人、高血圧患者が約800万人、認知症患者は予備軍を入れると約800万人と推定される。今後の日本では更に認知症患者が増加するとされている。医療従事者として、口のお手入れが全身の様々な病気の発症を防ぐ可能性があることを、患者に理解してもらえるよう伝えていかなければならない。
        経管栄養や静脈栄養で生きながらえるのではなく、死ぬまで口からご飯を食べる人生を送ることができるように。

        | 顕微鏡歯科専門歯科衛生士 YU | セミナー・学会 | 22:10 | - | - |
        「日本口腔外科学会総会・学術大会 教育講演」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU
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          おはようございます。今日も寒いですね。風邪が流行っていますので、皆さんも体調管理には十分お気をつけください^ ^

          本日は幕張メッセで開催されている学会に来ています。
          | 顕微鏡歯科専門歯科衛生士 YU | セミナー・学会 | 07:47 | - | - |
          「病気で死ねないと不幸ですか 在宅看護論 聖路加国際病院セミナー」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU
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            本日診療終了後、聖路加国際病院にて、セミナーを受講しております。

            在宅看護論の先生のご講演です。



            病院でないと酸素療法ができなかった昔に比べ、在宅酸素療法が開始されてから現在、聖路加国際病院での入院患者の平均入院日数は8日間だそうです。つまり病院は生活の場ではなく、治療の場となっています。2060年には人口は8674万人、そのうち65歳以上は40%を占めると予想されています。また、2038年の年間の死亡者数は170万人とされており、現在の年間120万人の死亡者数以上となります。今のままでは病院でのベッド数が足りません。これからは在宅で看取るという在宅医療が中心となってきます。訪問看護という言葉をご存知ですか。在宅で介護を必要としているお宅へ訪問し、介護を行います。また看護小規模多機能型居宅介護という訪問看護、介護、宿泊、通いなど複数のサービスも選べる施設もできてきました。このような在宅医療の学問を在宅看護論といいます。

            自分で自分のお尻がふけなくなるとき、誰に拭いてもらいたいのか、口からごはんが食べれなくなったときにどうしたいのか、最後はどこで死にたいのか、そういったことを病気のないうちから考え、家族で話し合い、元気なうちから本人も周りも心構えを持っていくことが必要だということ。

            現在、当院に来院して下さる患者さんにも必ず命つきる日がくること。それまで、今の健康なうちに口腔を通して、私に何ができるのか考えながら、日々患者さんと接しています。まだまだヒヨッコな私ですが、患者さんの人生をみれる歯科衛生士目指して日々奮闘中です^ ^

            | 顕微鏡歯科専門歯科衛生士 YU | セミナー・学会 | 22:55 | - | - |
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