「脳画像の種類と特徴1」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.05.20 Sunday
  • 12:32

達成目標「麻痺のあるCaseがどちらか判断できるようにする

 

 

 

見に行かないと見えない

スクリーンショット 2018-05-20 11.40.59.png

 

対象者の観察+脳の情報で対象者を深く理解する。

顕在事象(観察で気づくこと)

潜在事象(脳から気づくこと)

 

 

 

どこに目を向けるか

 

 

1)損傷部位の読影(欠損機能の推定)

2)非損傷部位の読影(残存機能の推定)

対象者は損傷していないところで生きていることを理解する。対象者の生活を支えているのは非損傷部位である。

 

20160814_1477849.jpg

 

診断治療生活支援 の流れの中で、医者は診断の目的でMRIを読影する。リハビリを目的と知る場合、診断だけでなく治療や生活支援の視点でMRIを読影しなけれならない。

 

 

脳画像の種類と特徴

 

IMG_3689.jpg

水素原子プロトンを描写している。

プロトンが多くあると黒く写る。

矢印の方向に信号が伸びている。

高信号は白く写る。

低信号は黒く写る。

CSF(脳脊髄液)の色でT1かT2は判断する。

 

 

 

T1強調画像

 

IMG_3690.jpg

プロトンが多い組織ほど「黒」

・水   低信号

・頭蓋骨 低信号(骨皮質) 高信号(骨髄)

・筋肉  等信号 

・脳実質 等信号(皮質)  高信号(白質)

・脳出血 高信号→低信号へ

・脳梗塞 低信号

 

 

 

T2強調画像

 

IMG_3691.jpg

プロトンが多い組織ほど「白」

・水   高信号

・頭蓋骨 低信号(骨皮質) 高信号(骨髄)

・筋肉  等信号

・脳実質 等信号(皮質)  低信号(白質)

・脳出血 低信号

・脳梗塞 高信号

 

 

FLAIR画像

水の信号をなくし、その他の組織のT2の違いを際立たせた画像「黒」(水→無信号)

・水   無信号

・頭蓋骨 低信号(骨皮質) 高信号(骨髄)

・筋肉  等信号

・脳実質 等信号(皮質)  低信号(白質)

・脳出血 低信号

・脳梗塞 高信号

 

 

臨床で撮影されるMRI画像の断面

 

IMG_3692.jpg

水平断面            矢状断面           前額断面

 

 

 

MRI撮影時のランドマーク

ランドマークを撮影することで撮影のズレ具合がわかる。撮影のズレは部位の判断に影響する

ランドマークは AC-PC line (前交連AC 後交連 PC)

IMG_3693.jpg

 

次回は皮質脊髄路の経路からです ^^

 

「第14回首都圏滅菌管理研究会 歯科外来診療における感染防止対策の基本」 東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.05.17 Thursday
  • 01:46

第14回首都圏滅菌管理研究会のご報告です^ ^

 

1.【感染症基礎講座IX 番外編】「研究会の運営報告」深柄 和彦(東京大学医学部附属病院 材料管理部 部長)

2.【教育講演I】「企業が添付文書に込める思い:SUDの再処理に関するリスク」佐藤 邦彦(ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社)

3.教育講演II】「歯科外来診療における感染防止対策の基本」戸田 奈緒美(イリタニオフィス)

4.ポスターセッション  No.1401「歯科用ハンドピースをタイプの異なる卓上高圧蒸気滅菌器での滅菌効果検証」坂田 辰男  No.1402「単回使用器材の削減、委託業者の立場から提案できる事」中村 茜, 藤原 智佳子

5.【シンポジウム】これ再生処理していいの?どうやって処理するの. 「この器材どうすれば良いの?なんでダメなの?」酒井 大志(越谷市立病院) .「器械洗浄の中央化でわかった、中材の悩み〜東大はこうしてます〜」大川 博史(日本ステリ株式会社、東京大学医学部附属病院) .「SUD、回数制限つき器材、洗浄困難器材への私たち現場の賢い対応」二場 暢子(鴻池メディカル株式会社、東京医科歯科大学医学部附属病院)

6.【特別講演】単回使用器材への対応:中材・感染制御の立場から 深柄 和彦 (東京大学医学部附属病院 材料管理部 部長)

7.ディスカッション

8.【参加自由型企画】「中材業務の見える化に向けて」 パネラー大西 真裕(株式会社リジョイスカンパニー) 奥野 雅士(スリーエム ジャパン株式会社 ヘルスケアカンパニー) 小林 誠(榊原記念病院) 酒井 大志(越谷市立病院) 松本 敏明(鴻池メディカル株式会社、町田市民病院)

 

 

 

「歯科外来診療における感染防止対策の基本」  

歯科の感染対策=ハンドピースの滅菌ではありません。

歯科医療機関における院内感染対策は平成25年に厚労省の通達による「一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針」に基づいています。しかし、「一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針」のハンドピースの取り扱いについて、ガイドラインとしてまとめられるほどのエビデンスがないことがわかりました。機器の洗浄・滅菌について、添付文章を遵守するようにとありますが添付文書に記載があってもその方法で本当に洗浄・滅菌ができるのかがほとんどのメーカーで確認されていません。ハンドピースの洗浄・滅菌にに関して内部洗浄試験や内部滅菌検証試験が行われていないことがあります。が、ハンドピースが原因で感染した事例は確認されていません。

 

歯科医院における「全症例に使用、患者毎に手袋の交換」は52%です。院内のスタッフ全員が患者ごとに手袋を交換せず、器具の滅菌を語るだなんて本末転倒です。

CDCでは手指衛生について「手指衛生は手に付着している病原菌を大量に減少させる。患者や医療従事者への微生物を感染させるリスクを低下させるための唯一かつ最も重要な方法」としています。ハンドピースの滅菌よりも、まず先に行うべきは手指衛生の徹底です。

 

Guidelines for Infection Control in Dental Health Care Settings 2003 要約

1)歯科医療従事者を教育し防御すること

2)血液媒介病原体の感染を予防すること

3)手指衛生

4)個人用防護具

5)接触性皮膚炎とラテックスアレルギー

6)患者治療用器具の滅菌と消毒

7)環境の感染予防対策

8)歯科ユニットの給水系のバイオフィルムと水質

9)特別検討事項(例 歯科用ハンドピース及びその他の装置、歯科X線撮影、非経口的投与、口腔外科手術処置、歯科技工)

 

6)患者治療用器具の滅菌と消毒 について

1 一般的な勧告

2 汚染されたクリティカルおよびセミクリティカルな診療器具の輸送と処理

3 器具の処理エリア

4 器具の受け取り・洗浄・汚染除去

5 前準備と包装

6 滅菌

7 滅菌された器具と清潔な歯科用品の保管

 

2 汚染されたクリティカルおよびセミクリティカルな診療器具の輸送と処理 について

・歯科医療従事者は汚染された器具、器材に付着している微生物に経皮的損傷、手指、目、鼻、口の粘膜との接触から曝露される可能性がある。曝露を予防するため、汚染された器具類は注意深く扱わなければならない。

・洗浄・消毒を行う場所まで運ぶ間の経皮的損傷を予防するため、使用した場所で適切な容器に収納されなければならない。

・滅菌は専用の機器、適正な空間、継続的にトレーニングを受けている有資格の歯科医療従事、および滅菌の質を保証するための定期的なモニタリングを必要とする複雑な処理である。

・器具が適切に処理され、患者に再使用しても安全であることを保証するために、正しい洗浄、包装、滅菌器への積載、滅菌あるいは高水準消毒が行わなければならない。

 

3 器具の処理エリア について

・滅菌の質を管理し、安全を確保するために指定の中央処理室で全ての器具を処理すること。

・理想的には一連の流れをコントロールし、処置中に生じてくる汚染物質を封じ込めるため、壁や仕切りで各区域を分割する。

・不可能であれば、器具を処置する歯科医療従事者が清潔区域の汚染を防ぐ作業訓練を受けていることを条件に、空間的に適切に分けられていれば十分であろう。

・スペースは予想される作業量および保管される器具の数に対して十分でなければならない。

 

6 滅菌 について

・熱に強い歯科用器具類は、通常以下によって滅菌される。

 高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)

 乾熱滅菌

 不飽和化学蒸気滅菌

・プレバキュームオートクレーブはバキューム機能が適正に働いているか定期的に検査を行う必要がある。 

・滅菌処理のモニターには、機械的、化学的、生物学的なものを含め、これらのパラメーターの組み合わせが含まれるものとする。

・機械的方法は、時間、温度、圧力を滅菌器の測定器または表示器で評価する。

・滅菌を保証することはできないが、滅菌サイクルに問題が発生したことを最初に示す。

・化学的インジケーターは滅菌処置中の物理的条件を評価するために感度の高い化学薬品を使用する。

・滅菌の達成が証明されているわけではないが、装置の誤作動を発見でき、滅菌処置の失敗を特定することに役立つ。

・生物学的インジケーターは、単に滅菌い必要な物理的、化学的条件をテストするのではなく、高度な抵抗力を持つことで知られている微生物を直接殺傷することによって、滅菌を評価することができるため、最も一般的に認められた滅菌処理モニタリング方法。

・各滅菌器について、滅菌サイクルが適切に機能しているか、生物学的インジケーターを用いて定期的に確認すべきである。(少なくても週に1回)

 

日本で「Guidelines for Infection Control in Dental Health Care Settings 2003」

のような洗浄、滅菌ができない理由…。それは歯科外来診療における院内感染防止対策の保険点数にあります。院内感染防止対策に加算される保険点数は、たったの3点です。わずか30円で一体何ができるのでしょう…。手袋は交換できますかね。

歯科の院内感染防止対策はまだまだ沢山の課題があります。私たちは歯科医療従事者として院内感染防止対策向上のため、日々少しずつ行動を起こし、何が正しいのかしっかり考えていく必要があります。

「基礎から学ぼう!現場で活きた脳画像の見方」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.05.13 Sunday
  • 09:56

おはようございます^ ^

本日は作業療法士の先生のセミナー「基礎から学ぼう!現場で活きた脳画像の見方」を受講しています。


私の隣の席のOTの方は新潟県からいらっしゃったそうです。現場のお話を色々聞かせて頂きました。

午後も頑張ります(*^◯^*)

「第14回首都圏滅菌管理研究会」 東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.05.12 Saturday
  • 08:16

おはようございます(^^)
本日は滅菌技士のAKIさんを含め、スタッフ一同「第14回首都圏滅菌管理研究会」に出席します。

また、私のお師匠の歯科衛生士Naomiさんが「教育講演 歯科外来診療における感染防止対策の基本」についてご講演されます。詳しい内容については特に知らされていないので、講演がとても楽しみです。
当院に来院された患者さんが安全な環境で治療を受けて頂けるようスタッフ一同、院内の感染管理に努めています。それでは今日も一日頑張りましょう^ ^

「麻疹ウイルスとは」 東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.05.06 Sunday
  • 10:55

麻疹(第五類感染症)は麻疹ウイルス(パラミクソウイルス科モリビリウイルス属)によって引き起こされる感染症です。空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染と様々な感染経路を示します。

 

感染力は極めて強く、麻疹に対して免疫を持たないものが感染した場合、典型的な臨床症状として、10〜12日間の潜伏期を経て発症します。ちなみにインフルエンザウイルスの潜伏期は1〜3日間です。

 

 

ヒトの体内に入った麻疹ウイルスは免疫を担う全身リンパ組織を中心に増殖し、一過性に強い免疫機能抑制状態を生じるため、麻疹ウイルスそのものによるものだけでなく、合併した別の細菌やウイルス等による感染症が重症化する可能性があります。

 

麻疹肺炎は比較的多い合併症で、麻疹脳炎と共に二大死亡原因といわれています。さらに罹患後平均7年の期間を経て発症する亜急性硬化性全脳炎などの合併症もあります。国内では2000年前後の流行で年間20〜30人が死亡しています。

 

世界での2015年の5歳以下の小児の死亡数推計によると麻疹による死亡は全体の1,2%を占めています。発症すると特異的な治療法はなく対症療法が中心となります。しかし中耳炎、肺炎など細菌性の合併症を起こした場合には抗菌薬の投与が必要となります。麻疹は空気感染するため、手洗いやマスクでは予防ができません。唯一の有効な予防法はワクチンの接種によって麻疹に対する免疫を獲得することです。2回のワクチン接種により麻疹の発症リスクを最小限に抑えることができます。

また、麻疹患者と接触後(72時間以内)に麻疹含有ワクチンの接種を受けることで、発症を予防できる可能性があるそうです。

 

日本で接種可能なワクチンの種類

 

臨床症状

前駆期(カタル期)

感染後に潜伏期10〜12日を経て発症します。38度前後の発熱が2〜4日間続き、倦怠感があり小児では不機嫌となり上気道炎症状(咳嗽、鼻、咽頭痛)と結膜炎症状が現れ、次第に増強します。

乳幼児では8〜30%に消化器症状として下痢、腹痛を伴います。発疹出現の1〜2 日前頃に頬粘膜の臼歯対面に、やや隆起し紅暈に囲まれた約1mm 径の白色小斑点(コプリック斑)が出現します。コプリック斑は診断的価値があるが届出基準には含まれません。発疹出現後2日目の終わりまでに急速に消失する。また口腔粘膜は発赤し口蓋部には粘膜疹がみられ、しばしば溢血斑を伴うこともあります。

 

発疹期

カタル期での発熱が1℃程度下降した後、半日くらいのうちに再び高熱(多くは39.5 ℃以上)が出るとともに、特有の発疹が耳後部、頚部、前額部より出現し、翌日には顔面、体幹部、上腕におよびます。2日後には四肢末端にまでおよぶ。発疹が全身に広がるまで、発熱(39.5℃以上)が3〜4日間続きます。発疹は、はじめ鮮紅色扁平であるが、まもなく皮膚面より隆起し融合して不整形斑状(斑丘疹)となります。指圧によって退色し一部には健常皮膚面を残す。発疹は次いで暗赤色となり出現順序に従って退色します。

発疹期にはカタル症状は一層強くなり、特有の麻疹様顔貌を呈します。

 

回復期

発疹出現後3〜4日間続いた発熱は回復期に入ると解熱し、全身状態、活力が改善してきます。発疹は退色し色素沈着がしばらく残り、僅かの糠様落屑(こうようらくせつ:皮膚の角質が増して米ぬか様にはがれること)があります。

カタル症状も次第に軽快します。合併症のないかぎり7〜10日後には回復します。患者の気道からのウイルス分離は、前駆期(カタル期)の発熱時に始まり、第5〜6発疹日以後(発疹の色素沈着以後)は検出されない。この間に感染力をもつことになるがカタル期が最も強いとされています。

 

合併症

1)肺炎

2)中枢神経系合併症(脳炎)

3)中耳炎

4)クループ症候群

5)心筋炎

6)亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis :SSPE)

麻疹ウイルスの中枢神経への持続感染が原因であり、長い潜伏期間の後に進行性の中枢神経症状を発症し、最終的な予後は非常に悪い。SSPE発症のリスクとして知られているのは、2歳未満での麻疹罹患です。潜伏期間は4〜8年。6〜10歳頃に発症することが多いとされていますが、それ以外の年齢で発症する場合もあります。

知能障害、運動障害が徐々に進行し、ミオクローヌスなどの錐体・錐体外路症状を示します。特に成人発症例では非典型的な経過をとることが多く、若年発症の進行性の認知機能障害などが認められた場合ではSSPEも鑑別する必要があります。

 

ご参考までにどうぞ

 

 

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>

【Advanced Care Dental Office】

東京超高画質マイクロCTスキャン顕微鏡歯科治療専門 初診受付03-5638-7438 月曜~金曜9:00am~4:30pm (不定休)1日数名限定・完全予約制・全個室。同時並列診療なし。歯周病治療・根管治療・虫歯治療すべて顕微鏡歯科治療、ラバーダム防湿法。

顕微鏡専門歯科衛生士

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM