歯周病の観察。炎症の5大徴候 顕微鏡歯科診療レベルの歯科衛生士
- 2012.10.18 Thursday
- 18:02
【歯周病 プロービング 出血 炎症】
プロービングをする目的とは何でしょうか・・・。
まず、全体的に口腔内を観察すること。そして歯周病になっているのかいないのか、歯周病の進行具合はどれくらいなのかを診査します。
顕微鏡診療レベルでのプロービングによる歯周組織の観察も大変重要です。
プロービングをすることによってポケットの深さを測ります。そして出血があるかないかをみます。そこに炎症がある場合は出血をともないます。
では、炎症とは何なのでしょうか・・・。本日は炎症について調べてみました。
炎症とは何らかの有害な刺激を受けた時に起こる防御反応のことです。有害な刺激としては、細菌やウイルスなどの病原体の物理的な刺激。酸、アルカリ、薬物などの化学的な刺激、そのほかアレルギー反応などがあります。
【炎症の5大徴候】
(1)発赤/redness…血管拡張により局所が赤くなることです。
(2)発熱/heat…血管拡張により局所が熱を持つことです。
(3)腫脹/swelling…血管透過性の亢進により局所が腫れます。浮腫
(4)疼痛/pain…内因性発痛物質などにより局所に痛みが出ます。C-fiber
(5)機能障害/loss of function…細胞・組織・器官などが正常に働かない
【炎症の経過】
第1期 局所に炎症の原因が加わると化学的伝達物質が活性化し、血管の拡張、血管透過性の亢進が起こります。
第2期 第1期の血管障害にひき続いて白血球の遊走、粘着、浸潤が起こります。
第3期 繊維芽細胞の増殖、血管新生をはじめとする結合組織の増殖が起こります 。
【炎症の症状】
炎症による生体の変化には局所症状と全身症状があります。
(局所症状)炎症の起こった部位には、発赤、腫脹、疼痛、機能障害がみられ、膿を伴う場合もあります。
(全身症状)発熱、食欲不振、全身倦怠感があります。
【炎症を解決するさまざまな方法 】
炎症は、引き金となる原因が残っている限り続きます。順序としては炎症の原因を探り、それを取り除くことが先決です。
定期的に行われている歯科衛生士顕微鏡歯科naomiさんの歯石除去がとても重要だと思いました。
口腔メインテナンスに行きましょう!!
- マイクロスコープ顕微鏡歯科
- -
- -