「第10回首都圏滅菌管理研究会のご報告」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2016.07.20 Wednesday
  • 00:55

昨日の出席させて頂きました「第10回首都圏滅菌管理研究会」のご報告です^ ^

1.感染症基礎講座
「材料部での針刺し事故の特徴」村越智先生(東京大学医学部附属病院 材料管理部 副部長)

2.教育講演
「単回使用器材 −問題の背景と状況−」斎藤祐平先生(東京大学医学部附属病院 手術部)

3.特別講演
「手術室の効率的運用と中材への期待」安原洋先生(東京大学医学部附属病院 手術部 部長 教授)

4.シンポジウム
迅速な再生処理を要求される器材への対応と問題点
「限りある器材の効率的な運用」大川博史先生(日本ステリ株式会社)
「大規模病院と中規模病院での経験を通して迅速な再生処理を考える」大西 真裕先生(東京女子医科大学 看護学部看護生涯発達学)
「迅速な処理を要求される器材への対応」今井邦夫先生(鴻池メディカル株式会社)

5.記念講演
「感染制御の歴史と最新の話題」小林邂棒萓検丙岸感染制御学研究所、東京医療保健大学 名誉学長)

今回の第10回首都圏滅菌管理研修会はテーマが「感染管理」です。
感染症基礎講座では「材料部での針刺し事故の特徴」を拝聴いたしました。

職業感染制御研究会では最重要課題であり皆に知って守るために8月30日を『針刺し予防の日』と決定したそうです。

エピネット日本語版 http://jrgoicp.umin.ac.jp/index_epinetjp.html
世界で調査されている血液・体液曝露報告書式も行われてます。


医療従事者の針刺し・切創事故は病室や手術部で多く発生していること、主因は注射針や縫合針。材料部でも針刺し・切創事故が起きています。材料部での主因は鋼製小物であること。マイクロ鑷子、マイクロ鉗子など、原因はマニュアル不順守が多く、対策としてマニュアルに沿った滅菌業務を行うことです。その他、針刺しが起きてしまったときの初動対応をしっかり確認しておくことが重要となります。

教育講演「単回使用器材 −問題の背景と状況−」では、なぜ単回使用器材は再使用禁止であるのかを考え、結論として単回使用のものは耐久性、洗浄性等の試験がなされてなく耐久性、洗浄性が確認されていこと、汚染物質も取り残されている危険性があるとの理由で禁止されています。

特別講演「手術室の効率的運用と中材への期待」では、東大病院手術部の設立から効率的運用について、手術件数、必要看護師数、手術枠の効率運用、手術のタイムライン、手術室管理、マネジメント、院内・院外の滅菌業務の比較について知ることができましたあ。一人でも多くの命を救うため、細部に渡りデータをだし工夫して手術部の効率的運用に取り組んでいること、また滅菌業務に関しては、スタッフの情報、効率性、マネジメントが大切であること。最終的な目的に対する共通認識を持つことが必要であることが理解できました。


シンポジウム「迅速な再生処理を要求される器材への対応と問題点」では東大病院でのバリデーションの紹介、通常滅菌とより早い再生処理の違い、滅菌工程の短縮によるリスク、作業環境の改善についての発表でした。全てにおいて大切なことは、日々相談ができているか、情報を共有できる環境があること。手術部同様、材料管理部でもスタッフの情報共有が大切であることです。また大規模病院と中規模病院での迅速な再生処理について、手術室数、1日の手術件数、手術部看護師の数が不均衡であること。大規病院であっても迅速な再生処理が必要な器械か存在すること。患者により安全な器械を提供するためには滅菌室のスタッフだけでなく、手術部に関係する全ての職種が連携する必要があることが分かりました。

記念講演「感染制御の歴史と最新の話題」では、東京医療保健大学名誉学長小林寛伊先生の貴重なお話を拝聴いたしました。日本の感染制御は1996年5月「胸部外科抗生物質投与法」日本版を作製したことから始まりました。今では手術前の抗菌薬投与は当たり前のこととされていますが、当時はまだその概念がなく、抗菌薬投与したことにより、感染死亡率が低下したとのことです。さらに病棟ラウンドを開始したことで、MRSAの病院感染が減少しました。1983年6月ケンブリッジで感染制御の学会が開催され、まだ日本には感染制御のガイドラインがなかったことから、2年以内に日本でも学会の発足を促されたそうです。同年7月に日本にて「東八幡平シンポジウム」が開催された。これは1993年まで年一回開催され続けた。1986年「第1回日本環境感染学会学術大会」開催。1989年「厚労省医療廃棄物処理ガイドライン」が作られました。その他、「消毒と滅菌器のガイドライン」など日本で多くのガイドラインができたことです。

今後のオフィスの感染管理のさらなる高みを目指し、医療安全の向上に繋がるよう日進月歩努力して参りたいと思います。

ご参考までにどうぞ^ ^

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