「今週の脳の学校 大脳局在論」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2016.07.24 Sunday
  • 18:39

先日の火曜日、院長とともに脳の学校へプライベートレッスンを受けに行って参りました。今回は脳の機能局在が発見されるまでの歴史をメインに講義が行われました。

「大脳局在論」、もしくは「脳機能局在論」とは、脳(特に大脳皮質)が部分ごとに違う機能を担っているとする説のことを言います。


初めて脳の絵を描いたとされるのは15世紀。レオナルドダビンチによって描かれたものです。この絵、明らかに現代の私たちが知っている脳と違うところがあるのですが、どこが違うかわかりますか。そうです、脳のシワが描かれていないんです。もちろん当時、解剖した脳にシワはあるはずですが、当時は脳のシワが重要であることを知らなかったため、ダビンチは脳のシワを描かなかったと考えられています。大脳よりも、脳幹のあたりが重要な役割を果たしていたと考えられていたのでしょうか。

脳は白質と灰白質からできています。生まれた時は白質はありません。白質が成長することで、大脳皮質(灰白質)が伸びるためシワとなって現れてきます。脳の働きを見る上で、大脳のシワはとても重要です。


1600年〜1700年バルトリン先生によって描かれた脳です。こちらはシワが描かれている。白質に何か重要な働きがあると考えられはじめたのでしょうか。


脳機能局在論の「はしり」とされるのは、ガル先生の骨相学です。この説は、脳の特定の部位が特定の機能を担い、その機能が発達するとその部位が肥大して頭蓋骨のふくらみとなって現れるとする説です。頭の周囲の長さを測り、その長さにより、その人の個性を考えたとされています。またガル先生により、白質のネットワークの発見。しかし、いまのネットワークとは全く違います。なぜなら、これは解剖して実験を行ったわけではないからです。外見から脳の機能を想像して作られたものです。


1861年にブローカー先生により、解剖学的に機能局在が発見されました。失語症の患者さんの死後、解剖でこのブローカー野という部分が損傷していたことがんかり、機能局在の発見となりました。


1909年ブロードマン先生が、大脳皮質は6層の細胞からできているが、部位により、その構造が違うことを発見しました。細胞構築が違いで分けられたものがブロードマンエリアです。


1933年ペンフィールド先生はてんかんの手術で脳に電気を流し脳の特定の部位を使用すると活動がおこることを発見しました。ここで見て頂きたいのは、運動野と体性感覚野での唇が占める割合。感覚が鋭いということは、痛みにもとても弱いです。歯科では体の中で1番繊細な部分を取り扱っていることを忘れないように患者さんを触ることが大切です。

その後1980年代からMRIの普及により脳の白質のシワを細かくみることができ、脳の研究が進み、現在に至ります。

最後に脳の部位を指す言い方が3種類あります。これは脳を勉強する上で覚えておくことがとても重要です。

1脳回


2細胞構築


3分野(機能)


例えば、中心溝からみて手前にある細胞構築では、ブロードマンエリア6といい、脳回では中心前回といい、分野(機能)では一次運動野といいます。

ご参考までにどうぞ^ ^

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