「第12回首都圏滅菌管理研究会 洗浄について」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2017.06.12 Monday
  • 20:05

昨日の第12回首都圏滅菌管理研究会について一部ご報告です。

 

〜中材とICTのコラボレーション〜

 

中材の役割
「病院内で使用される医療材料 洗浄・消毒・滅菌→安全な医療材料を提供する」

ICT(Infection control team)の役割
「病院を利用する患者、家族、病院を訪れるすべての人々はもちろん、現場で働くすべての人々を感染から守る役割がある。安全な病院環境を整えるため、多職種の方々と協力し、病院スタッフが適切な感染対策が行えるようにチームで取り組んでいる。」
中材、ICT、ICN(感染管理認定看護士)のコラボレーション

 

単回使用医療機器(医療用具)は再滅菌できません。しかし、再滅菌を依頼されることがある。例えば、心臓カテーテルセットを開封したが、検査が中止となったため再滅菌を依頼される。その際ICTは、ドクターに再滅菌できない理由を説明をしなければならない。
「酸化エチレンガスの毒性」
心臓カテーテルセット内の医療材料の中には、ポリ塩化ビニールの材質のものが含まれている。ポリ塩化ビニール製品の塩素とエチレンオキシドガスと化学反応を起こし、エチレンクロロヒドリンを生成する。エチレンクロロヒドリンは強毒性である。以上を説明し再滅菌できないことを理解してもらった。
中材は困ったことがあったらICTへ相談し、ICTは最低でも月に1回は中材へラウンドすること。

中材&ICTの目的・使命「安全な医療機器の提供」である


〜今、洗浄を見直そう〜
洗浄工程とは、回収〜仕分け〜洗浄〜乾燥という

滅菌に先駆けて洗浄行為は必須条件。洗浄は簡単な行為ではない。対象の構造、材質等を理解し見極める必要がある。洗浄は熟練された技量よりも科学的根拠を見出す時代。洗浄は命がけである。

洗浄準備に、PPEは必須である。確実な洗浄は確実な滅菌保証になる。現在の洗浄は確率されていない。器材に応じて洗浄法は異なる。

洗浄作業の必要知識
・対象器材(被洗浄物)を知る!
・洗浄剤と汚染種類のマッチング
・被洗浄物と洗浄方法(設備種類)の理解

正しい知識と熟練された技術がないとリスクを生じる

用手洗浄
用手洗浄はWDと同等(消毒除く)の洗浄結果を出せる技術である
メリット:確実な清浄度が期待できる。設備故障時等に対応可能。処理時間が早い。
デメリット:量産は不可能。個人差。暴露リスク

現状把握の方法

1設備洗浄と用手洗浄の割合
2WD積載方法の把握
3汚れの種類の把握
4洗浄時間
5洗浄濃度
6洗浄剤(液性、酵素含有有無)
7乾燥促進や潤滑剤

 

洗浄評価判定ガイドライン2012より引用


洗浄条件の確認(洗浄濃度、時間、液性等)は洗浄評価を実施。
※洗浄の評価方法には「直接判定法」と「間接判定法」がある。「直接判定法」とは洗浄後の器材の清浄度を判定する方法で色素染色法や拭き取り法、抽出法がある。「間接判定法」は洗浄評価インジケータを使用する。

洗浄の質を上げる→洗浄の質を確認する→現状把握→問題把握→対策実施→効果検証→標準化(定期的に検証するのが望ましい)

求めるのは質、洗浄の質が悪いものは滅菌の質も悪い。洗浄を制するものは滅菌をも制す。

 

今後のオフィスの感染管理のさらなる高みを目指し、医療安全の向上に繋がるよう日進月歩努力して参りたいと思います。

ご参考までにどうぞ ^ ^

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