「薬物耐性獲得の機序」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.01.14 Sunday
  • 21:50
薬物は多くの場合、連用し反復投与を行うことによりその薬理作用を確実に生体に及ぼすことができます。1回の薬物投与では作用の持続が数時間の場合がほとんどであり、持続的な薬物効果を期待することができません。適当な間隔をおいて反復投与を行うことにより、薬物血中濃度が維持されて、薬理作用を持続させることが可能になります。薬物を連用し反復投与する際には、生体が長期間、薬物の影響下に置かれることを考慮して細心の注意を払う必要があります。

耐性(tolerance)
薬物を反復投与していると、生体の反応性が次第に弱まり、同じ投与量を適用しても以前と同様な効果が現れなくなり、投薬を始めた時期と同程度の薬理効果をもたらすには投与量を増加しなければならない状態になります。これを「薬物耐性が形成された」といいます。類似の化学構造または作用を有する薬物にも同時に耐性が見られることが多く、これを交差耐性といいます。薬物投与前に先天的に耐性が生じている場合があります。これは遺伝子的に薬物感受性や代謝、排泄機能に多型型があるのが原因で先天的耐性といいます。

抗感染症薬 耐性獲得の機序
抗感染症薬は使用当初に画期的な効果を発揮していても、長期間広範囲に使用するうちに効果が減弱し最終的には効果がなくなることがあります。これを「耐性」化といいます。耐性獲得には自然耐性と獲得耐性の2種類があります。前者は抗感染症薬が使用される以前から耐性を示していた固有の菌種で不感受性菌ともよばれるものです。後者は抗感染症薬に接触しているうちに突然変異や耐性遺伝子の獲得によって示すようになったものです。また、ある種の薬物に対して耐性を獲得した菌に別の薬物を使用しているうち、菌がこれに対しても耐性を示すようになることがあります。このように多くの薬物に対して耐性を示す菌を「多剤耐性菌」といい、今日よ感染症治療において大きな問題となっています。

薬物耐性が発現する機序分類

(役に立つ薬の情報より引用)

1薬物を不活性化する酵素の獲得
菌が薬物を分解、あるいは不活性化する酵素を獲得して耐性化する場合であり、最も頻度が高い。

2薬物の標的作用点の変化
抗感染症薬が作用していた部位が変化して作用を受けなくなり、耐性化する場合。

3膜変化による薬物取り込みの低下
抗感染症薬の菌体細胞内への透過性が低下することで耐性を示す場合。

4代替酵素の産生
菌が薬物によって阻害される酵素の代替酵素を産生し、耐性化する場合。

ご参考までにどうぞ(^ ^)

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

【Advanced Care Dental Office】

東京超高画質マイクロCTスキャン顕微鏡歯科治療専門 初診受付03-5638-7438 月曜~金曜9:00am~4:30pm (不定休)1日数名限定・完全予約制・全個室。同時並列診療なし。歯周病治療・根管治療・虫歯治療すべて顕微鏡歯科治療、ラバーダム防湿法。

顕微鏡専門歯科衛生士

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM