「新 抗インフルエンザウイルス阻害薬 キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬 バロキサビル マルボキシル錠 ゾフルーザ錠® 」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.03.07 Wednesday
  • 20:38

国内で使用されている抗インフルエンザウイルス薬ですが、新たにキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬@筑波大学である「ゾフルーザ錠®」(一般名 バロキサビル マルボキシル錠)の薬価が了承されました。

ゾフルーザ錠®」はイナビル吸入粉末剤®と同様に単回投与が可能な薬です。

用法・用量は、発症から48時間以内の経口投与で、成人と12歳以上の小児は20mg2錠、体重80kg以上の患者には20mg4錠。12歳未満の小児には、40kg以上で20mg2錠、20〜40kg未満では20mg1錠、10〜20kg未満では10mg1錠となっています。



(塩野義製薬より引用)

現在まで国内で了承されていた抗インフルエンザウイルス阻害薬は主にノイラミニダーゼ阻害薬であるオセルタミビル(タミフル®)、ザナミビル(リレンザ®)、ランナミビル(イナビル®)です。

IMG_2630.jpg

ノイラミニダーゼは細胞表面の糖鎖をシアル酸残基の部分で切断する活性を持つ酵素であり、この働きによって新たに作られたウイルス粒子が感染した細胞から、細胞外に遊離されます。ノイラミニダーゼ阻害薬は細胞内でのウイルス粒子の増殖は阻害できませんが、細胞内部で増殖したインフルエンザウイルスの細胞外への遊離を阻害することによってインフルエンザの増殖を抑制します。

では、今回新たに薬価が承認された「ゾフルーザ錠®」キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬はどのようにインフルエンザウイルスに働くのでしょうか・・・

IMG_2628.jpg

(塩野義製薬より引用)


インフルエンザウイルスが細胞へ侵入後、ウイルス増殖に必須なRNA複製過程の最初の反応となるmRNA合成の開始を特異的に阻害します。キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害により、インフルエンザウイルスの増殖に必要なタンパク質合成ができなくなり、細胞内においてウイルス粒子が形成されなくなります。細胞内でのウイルス増殖を阻害できるため、インフルエンザワクチンに対して強い増殖阻害を示すことが期待できるといわれています。

インフルエンザで高熱が出て、すぐに病院を受診して、その場で抗インフルエンザ薬を処方してもらうことができるという国はとても少ないです。日本でそれが可能なのは国民皆保険制度あるからです。インフルエンザを発症してから48時間以内に薬を処方してもらうことができるのは決して当たり前のことではないのです。国民の健康を守るためにつられた制度や恩恵に感謝しなくてはいけませんね・・・。しかしまた、いつでも病院を受診できるからと健康に興味を持たないことも国民皆保険制度の問題です。特に歯科では色々と思うところがありますが。(笑)

日頃から本当の意味で、自分の体を大切にして生きていきましょう。

ご参考までにどうぞ ^^

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