「関節リウマチの治療」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2018.06.20 Wednesday
  • 21:29

関節リウマチ(RA)は免疫の異常により関節を包む滑膜に細胞が入り込み炎症が起こり、それが増殖して骨を破壊します。放置すると関節が破壊され日常生活に支障をきたすこともあります。近年、骨の破壊を積極的におさえる薬としてメトトレキサート、さらに骨破壊を強力におさえることが可能な生物学的製剤が導入され、半数以上の患者さんの症状をなくすことができるようになりました。

 

ピエール=オーギュスト・ルノワールも関節リウマチを患っていました。

最後の20年は紐で手に筆をくくって絵を書いていたそうです。

 

日本での発症率は0.6%で約70万人が罹患

男女比は1:3〜4 

30〜60歳で発症

関節リウマチに罹患した患者の平均寿命 男性70歳、女性69歳(2000〜2004年調べ)

 

発症のメカニズムはまだわかっていません。

遺伝的要因に環境因子や細菌が関連しているといわれ、口腔、肺、腸の細菌が関連しているという研究も出てきています。

 

家族への遺伝 

一卵性→二人ともリウマチになる確率 15〜30%

二卵性→二人ともリウマチになる確率 2〜7%

(環境要因が強いといえる)

 

自己免疫疾患とは

免疫系の3種類の細胞

1)抗原提示細胞 見張り役

2)T細胞 指図役

3)B細胞 実行役

 

花粉症は外界からの花粉に抗原提示細胞、T細胞、B細胞が過敏に反応している状態です。

関節リウマチは自分の体に対して過敏に反応します。抗原提示細胞の中である特定の型を持っているとリウマチになりやすいといわれています。

 

リウマトイド因子(RF)と抗CCR抗体

リウマトイド因子が陽性でも関節リウマチとは言えません。

抗CCR抗体は発症の5年前くらいから出てくるといわれており、抗CCR抗体が陽性で関節炎症があれば、高い確率で関節リウマチと言えます。

 

症状

早期…腫れてくる(1個から数個の関節痛、徐々に痛みの悪化、左右対称に現れる)

中期…関節の変形(10年くらいかけて変形していく)

後期…関節のズレが生じる

 

変形性膝関節症との違い

・変形性膝関節症は骨が肥厚して擦れて痛みを感じる

・変形性膝関節症は内臓に炎症を起こさない

・手指の第一関節は関節リウマチでは腫脹しない

 

・朝のこわばり(1時間以上)

・3個所以上

・対称性、レントゲン異常

 

 

関節リウマチは早期発見、早期治療が重要。初期治療が大切で治療が遅れるとのちに大きな影響が出ます。

 

治療の目的

・炎症を抑える

・関節の骨の破壊を止める

 

1)免疫を抑える薬

MTX(メトトレキサート)、サラゾプルハピリジン、副腎皮質ステロイド、ブシラミンなど ※3割はこれらの薬で寛解

 

2)生物学的製剤(生物学的製剤とは化学的に合成したものではなく、生体が作る物質を薬物と使用する)

TNFα阻害薬、抗IL6阻害薬など ※それぞれの標的だけアッタクする

 

TNFα阻害薬(インフリキシマブ)とMTXの投与での骨破壊抑制効果はかなり高いそうです。

関節リウマチの治療の目標は臨床的寛解です。

1)DAS28 2,6未満

2)圧痛関節数

(関節リウマチ バイオサポートセンターより引用)

 

ご参考までにどうぞ。

 

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