「高圧蒸気滅菌器と飽和蒸気」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士Yu

  • 2019.01.24 Thursday
  • 21:45

国内での高圧蒸気滅菌器の導入率は世界的にみても低く、約70%です。約30%は低温滅菌を使用しています。

しかし滅菌の基本は、第一選択として高温滅菌です。器材が高温に耐えられない場合の第二選択として低温滅菌があります。

 

蒸気滅菌には高温の高圧蒸気滅菌と、低温で滅菌材としてホルムアルデヒドを使った低温蒸気ホルムアルデヒド滅菌があります。

蒸気滅菌は飽和蒸気を使用するので、湿度で熱の伝わり方が早いのが特徴です。フライパンで目玉焼きを作るとき、お水を入れて蓋をするのも飽和蒸気で熱の伝わりを良くするためです。

過熱蒸気は湿度がないので熱の伝わり方が遅いです。サウナに入っても体の内部まで急速に高温にならないのはこのためです。

 

高圧蒸気滅菌器は飽和蒸気の供給が必要であり、菌の殺滅あるいは乾燥にも重要な影響を及ぼす要因となります。高圧蒸気滅菌器においての滅菌剤は飽和蒸気です。高圧蒸気滅菌器は蒸気が滅菌物につくと水になります。この時に熱を伝え、芽胞菌を殺滅します。高圧蒸気滅菌器の中の空気は熱伝達が悪く、断熱効果が高いため、滅菌蒸気導入前には極力排除する必要があります。空気は邪魔者です。また、真空度が高いほど水分の蒸発は促進され感想は良好となります。

滅菌が完了しても、滅菌物に湿りや濡れがあった場合、保管時に再汚染される可能性があるため、供給不可となります。

 

歯科医院で使用されている滅菌器は重力置換型滅菌器といい、空気を排除することなく圧をかけ蒸気を入れるので滅菌が完了した時に滅菌物がビショビショです。これでは滅菌器で滅菌したとはいえ、本末転倒です。滅菌業務を担っている医療従事者は、滅菌器の原理を理解した上で滅菌業務をする必要があります。

 

 

当院ではプレバキューム方式の滅菌器を使用しています。皆様に安心して治療を受けていただけるようスタッフ全員で日々、滅菌に関する勉強をしています。ご参考までにどうぞ ^^

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