「空気予防策・飛沫予防策・接触予防策」 東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2020.06.14 Sunday
  • 11:19

〜空気予防策〜

空気感染とは微生物を含む直径5μm以下の飛沫核が、長時間空中を浮遊し空気の流れによって広範囲に伝播される感染様式をいいます。空気予防策は空気感染の病原体に感染している患者に適応されます。結核療養施設や結核病棟内での空気予防策については、はっきりした指針はありません。なので一般病棟での対策についてです。

 

 

病室管理

1個室隔離とする。特に結核患者で塗抹陽性の排菌期間中は厳重にする。

2個室隔離ができない場合は、起因微生物の亜型や薬剤耐性などを考慮した上で同一感染症患者を一つの病室に集めて管理する。

3病室は周囲の区域に対して陰圧に設定し、病室のドアは常時閉めておく。

4給気は全外気方式が望ましいが、循環式空調の場合にはダクト回路内にHEPAフィルタを設置する。

 

患者の処置及びケア

1感染性を有する時期の患者は室外に出ることを制限する。

2やむを得ず室外に出る場合はサージカルマスクを着用させる

3食器や残飯、ゴミ、タオル、リネン類やカーテン類の洗濯、部屋の清掃は特別な消毒を行わなくても良い。(日常生活物品や医療器具の接触によって感染が成立するという証拠はない。結核患者の気管支鏡は除く)

4聴診器や血圧計など患者専用にする必要はない。カルテを部屋に持ち込んでも良い。

5患者退出後はその部屋の時間換気回数を考慮し、室内の空気が99%以上置換されるまでの時間をかけて換気する。(消毒薬の噴霧は効果が認められないばかりか人体に有害である。紫外線の照射も影になるところは殺菌効果が及ばないため効果は明らかではない)

 

医療従事者の対応

1医療従事者あるいは家族が部屋に入るときは、タイプN95微粒子用マスクを着用する。

2水痘あるいは麻疹の患者には、これらのウイルスに対して免疫を有する職員が優先して対応する。

 

 

〜飛沫予防策〜

飛沫感染とは、咳、くしゃみ、会話、気管吸引及び気管支鏡検査に伴って発生する飛沫が、経気道的に粘膜に付着し、それに含まれる病原体が感染することをいいます。飛沫直径は5μmより大きいため飛散する範囲は約2メートル以内であり、床面に落下するとともに感染性はなくなります。

 

 

病室管理

1個室隔離とする

2個室隔離ができない場合は、起因微生物の亜型や薬剤耐性などを考慮した上で同一感染症患者を一つの病室に集めて管理する。

3コホーティングも不可能であれば、患者ベッド間隔を2メートル以上保つ、あるいは患者間にパーテーションやカーテンによる仕切りを設ける。

4特殊な空調や換気システムを設けなくても良い

 

患者の処置及びケア

1感染性を有する時期の患者は室外に出ることを制限する。

2やむを得ず室外に出る場合はサージカルマスクを着用させる

3食器や残飯、ゴミ、タオル、リネン類やカーテン類の洗濯、部屋の清掃は特別な消毒を行わなくても良い。

4聴診器や血圧計など患者専用にする必要はない。カルテを部屋に持ち込んでも良い。

5患者退出後の病室は通常の清掃でも良い

 

医療従事者の対応

1医療従事者は患者から2m以内で医療行為を行う際にはサージカルマスクを着用する。

 

 

〜接触予防策〜

接触感染は患者との直接接触、あるいは患者に使用した物品や環境表面などとの間接接触によって成立します。接触予防策はこのような経路で伝播しうる疫学的に重要な病原体に感染あるいは保菌している患者に対して適用されます。

 

 

病室管理

1個室隔離とする

2個室隔離ができない場合は、同一感染症患者を一つの病室に集めて管理する。(国内の病院建築設計や医療従事者の数からして、接触予防策の対象患者を個室隔離とすることは不可能である。コホーティングはやむを得ない処置であるが実際にそれが原因で感染が拡大するという証拠はない)

3コホーティングも不可能であれば、病原体の種類や排菌量、同室者の感染リスク、病院あるいは病棟における感染対策上の重要性などを考慮し病室の配備を行う。

4特殊な空調や換気システムを設けなくても良い

 

患者の処置及びケア

1患者が室外へ出るときは十分な手洗いと排菌部位の被覆に努める

2食器や残飯、ゴミ、タオルやリネン類は通常の処理で良い。病室の清掃やカーテン類の洗濯も通常の方法で良い

3マットレスはあらかじめビニールシーツなどで覆い、清拭できるようにしておくと良い

4聴診器や血圧計などは患者専用とする。カルテを病室に持ち込まない。

5患者の尿や便は特別な処理の必要はない

6患者退出後の病室は通常の清掃に加え、日常的に手が接触する環境表面を清拭消毒する

 

医療従事者の対応

1接触予防策の対象となる病原体の排菌患者のケア後は、アルコールをベースとした手指消毒、または流水と石鹸による手洗いを励行する。ただし、ノロウイルスやクロストリジウム・ディフィシルのようなアルコール抵抗性病原体の場合には流水と石鹸による手洗いを行う。

2排菌の有無にかかわらず、患者や病室環境に触れる場合は手袋を着用する。

3排菌患者に直接接触する場合や病室環境に触れる場合はガウンを着用する。

4スリッパの履き替えや病室入り口の粘着マットは必要ない。

 

 

 

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