「針刺し・切創、皮膚・粘膜曝露防止における標準予防策」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2020.06.28 Sunday
  • 11:01

「針刺し・切創、皮膚・粘膜曝露防止における標準予防策」

 

 

1 使用済みの注射針はリキャップせずにそのまま堅固な医療廃棄物容器に廃棄する。

2 リキャップ不要の安全装置付き注射用器材(安全器材)を導入する。

3 血液や体液など、及びこれらによる汚染物、あるいは損傷している皮膚や粘膜に接触するときは手袋を着用する。手袋をはずした直後は手洗いをする。

4 血液や体液などで衣服が汚染する可能性のある時には、ガウンやプラスチックエプロンを着用する。

5 血液や体液などの飛沫が眼、鼻、口を汚染する可能性がある時には、マスクやゴーグル、フェースシールドを着用する。

6 血液や体液などにより汚染した環境表面は手袋を着用しペーパータオルで拭き取った後に消毒を行う。

7 血液や体液などで汚染されたリネンは、非透過性のプラスチック袋または水溶性ランドリーバッグに入れ、感染性として処理する。

 

曝露直後の洗浄

針刺し・切創、皮膚、粘膜曝露が起きた場合は、直ちに流水と石鹸、粘膜曝露の場合は流水で十分に洗浄する。可能であれば消毒液で消毒しても良いが(効果は確率されていない)、消毒のために洗浄を遅らせてはいけない。消毒にはポピドンヨードや消毒用エタノールが適している。汚染された口腔内の消毒の有効性を示すエビデンスはないが、ポピドンヨード含嗽水(7w/v%イソジンガーグル)を15〜30倍に希釈して含嗽を行なっても良い。

 

 

曝露後の対処

1 血液や体液などに曝露した場合は直ちに上司、及び感染対策のスタッフなどに報告し、エピネット日本版による曝露報告書を院内感染対策委員会に提出する。

2 曝露源(患者など)がHBV HCVまたはHIV感染症の場合、曝露者は原則として曝露直後の採決検査を受ける。

 

 

HBVによる曝露後の対処

HBs抗原陽性血液や体液などに曝露した場合、曝露者のHBs抗原、HBs抗体のいずれもが陰性であれば、発生後24時間(遅くとも48時間)以内に乾燥抗HBsヒト免疫グロブリン(HBIG)投与及びB型肝炎(HB)ワクチン接種を受ける。

 

HCVによる曝露後の対処

現在、HCV曝露後に有効な感染予防薬はない。曝露部位の流水と石鹸による十分な洗浄が大切である。抗ウイルス薬や免疫グロブリンなどの予防投与の有効性は確認されていない。曝露後は追跡検査を受ける。

 

HIVによる曝露後の対処

HIV感染の危険性が高い曝露後、専門医に相談し、可能であれば2時間以内に抗HIV薬服用を決定する。

曝露後速やかにジドブジンを服用することで感染率を81%下げることが可能といわれている。多剤併用療法はさらに有効であると推定されている。HIV曝露後の予防的治療ではテノホビルとエムトリシタビンの合剤(ツルバダ配合錠)1日1回1錠、及びラルテグラビル(アイセントレス錠)1回1錠を1日2回の併用が最も推奨される。

 

EPINet(エピネット)はアメリカバージニア大学のJanine Jagger により開発された血液・体液曝露予防のための情報収集・解析システムです。エピネットは世界各国でサーベイランスシステムとして普及し、針刺し、切創、皮膚、粘膜曝露に関して集積された情報をもとに観戦対策への解析が飛躍的に進んでいる。

 

ご参考までにどうぞ。

 

 

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