「感染の標準予防策」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士YU

  • 2020.09.27 Sunday
  • 08:06

感染症の発生・伝播には

1原因微生物の存在

2感受性を持つ宿主の存在

3感染経路

 

この3つの条件が必要条件となります。感染を制御するためにはこの条件を1つ以上ブロックすることが必要となります。しかし、全ての原因微生物を同定することは不可能です。その中で医療施設では全ての患者を感染に危険から守る必要があり、同時に医療従事者を守る必要があります。

 

患者が保有している可能性のある病原体は未同定として、全ての目視できる湿性の液体、体液、排泄物などは感染の可能性があるものとして取り扱う考え方を標準予防策 standard precautions といいます。つまり血液、体液、排泄物などに触れる可能性があるときは、手袋を着用し、飛散する可能性があるときはさらにプラスチックエプロン、マスク、ゴーグルを着用します。感染性廃棄物はバイオハザードマースを使用し分別、運搬、保管、処理を適切に行います。使用した針はリキャップせずに直接廃棄します。

 

 

特に歯科に関しては、2003年に Guidelines for Infection Control in Dental Health-Care Settings 2003として米国で刊行され、その中で歯科医療における感染制御のガイドラインが提示されました。

1歯科医療従事者への教育と防護

2血液由来病原体の伝播の予防

3手指衛生

4身体防御装置

5接触性皮膚炎とラテックス過敏症

6治療器具の滅菌と消毒

7感染制御の視点に立った医療環境

8歯科用ユニットにの給水系汚染

9特別に配慮すべき事項(切削器具およびX線機器、非経口投薬、口腔外科処置、歯科技工など)

 

医療従事者あるいは微生物を取り扱う研究者はその危険性を十分認識する必要があります。微生物を含めて生物がヒトの健康や生命に危害を及ぼすことをバイオハザード biohazard とよび、そのような危害に対して安全を確保するために感染防御対策をバイオセイフティー biosafetyといいます。特に日常の臨床において医療従事者は微生物と接する機会が多く、消毒や滅菌に関する知識や実践が不可欠なものとなります。

 

滅菌とは全ての微生物を完全に死滅、あるいは除去して無菌状態を作ることで確率的な概念として運用されています。一方消毒は生存する微生物の数を減らして感染力を可能な限り低下、消滅させることをいいます。滅菌には目標となる数値の概念がありますが、消毒にはそのような確率した概念はありません。芽胞を持つ細菌は消毒では致死効果を示さない場合があるので十分な注意を払う必要があります。

 

ご参考までにどうぞ

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