「教育とは・患者教育とは」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士Yu

  • 2019.01.17 Thursday
  • 22:32

最近、教育について考える機会がありまして、ちょと今日は教育について考えてみたいと思います(^^)

教育とは…

教え育てること

知識、技術などを教え授けること

人を導いて善良な人間とすること

人間に内在する素質、能力を発展させ、これを助長する作用

人間を望ましい姿に変化させ、価値を実現させる活動

一言に教育といってもこれだけ深く多くの意味があります。私たち歯科衛生士の仕事には、患者教育とよばれる医療専門家が患者や患者の介護者に対して、自身の健康にかかわる行動を変化させ、健康状態を改善させるプロセスがあります。

しかし、口腔の専門家としての知識だけでは患者教育はできないでしょう。歯科衛生士は他者である人間を教育できる程の人間力が必要なのです。そのためには自分自身日々、切磋琢磨成長していかなければなりません。完璧な人間はこの世には多分いないと思います。しかし完璧でなくとも、謙虚に他者への感謝の気持ちを忘れず、自分が社会の一員として何ができるのか、どのような人間になりたいのか、明確な目標を持ち毎日努力を怠らず生きることが人間としての器を大きくしてくれると考えます。

今日はとある学校の創立者の方の資料館に行ってきました。

そこには創立者の方が残した言葉がたくさん展示されていました。そこに「第三の教育」という言葉がありました。

『人は親から教育を受けます。次に教師から教育を受けます。もう1つ、人は自分自身から教育を受けます。自分自身からの教育は独学や自学という意味ではなく、もっと重大な意味を持たせています。教育の三本柱の1つ、1番大きな柱、基本となる柱。これを第三教育とします。

第一、第二、第三の教育はその順序で始まるというわけではなく、親からの教育を受けている間にも、この第三教育は盛んに行われているもので、学校に入ることになると第一、第二、第三の教育が、同時に並行して行われています。同時並行といってもこの三者のパーセンテージは個人の性質により、親や教師の仕向け方によって違ってくると考えられます。

どんな家庭環境を優秀なものとい言うべきでしょうか。それは第三者教育を進めた家庭教育をいうべきでしょう。どんな学校教育を優秀な学校教育と言うべきでしょうか。それは、質の上からも量の上からも優れた第三教育を促進した学校教育こそ、優秀非凡な学校教育と言うべきでしょう。つまり、家庭教育や学校教育が本当に正しい審判を受けるのは、10年、20年も経って後のことであって、おいそれと見てくれだけで、品定めするべき性質のものではありません。

いずれ親は亡くなり、学校とも縁が切れて、第三教育だけが残ります。自分自身をどう育てていくか、どう処理していくか。かつて身につけた第三教育は、燈台となり羅針盤となります。それどころか、質の良い第三教育は進歩発展してとどまるところがありません。あの人は良い家庭で育ったんだとか、あの人は学校でよくできたのだがなどと、惜しまれることがありますが、残念ながら第三教育の洗礼を受けていなければ伸びようがありません。

第三教育の主役は、本人です。それどころか教育といわれるもの全体にわたっての主役は被教育者と称せられる本人です。教育上の自然主義などが考えられるヨーロッパなどからみると、日本の家庭教育、学校教育は、まるですり餌を食わせられるような教育で、第三教育は育つべきものもありません。若い世代には特に考えてもらわなければなりません。

「老いて学べば、則ち死して朽ちず」というのは、第三教育の醍醐味をいったものです。「われは日に三度わが身を省みる」と謙虚となり、「自ら反みて縮くんば千万人といえどもわれゆかん」の大勇猛心も自分で自分を育てていこうと念願する第三教育からくるものです。』

さて、今の日本の教育はどうでしょうか。

いつの時代も子供は子供です。子供は変わりません。変わるのは子供を取り巻く環境だけです。

第一の教育、子供を叱らない親が増えました。叱ることが虐待だといわれるからでしょう。第二の教育、子供を叱れない先生が増えました。子供と一日一番長い時間を共にする教師が子供を正しい道に導くことができなくなりました。第三の教育、第一、第二の教育なしに第三教育は難しいでしょう。つまり今のほとんどの子供は、本来子供の頃受けるべき教育を受けることなく大人になってしまいます。

私たちは、日本の未来を担う子供達に自ら考え自ら育つ教育をするべきです。人間らしい感情も持ち、人の痛みを感じ、豊かな人間になる子供への教育が日本の将来を明るくしてくれるのではないかと思います。まだまだ半人前の私が偉そうにすみません…。

「病草紙 歯の揺らぐ男」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士Yu

  • 2019.01.10 Thursday
  • 15:25

歯の揺らぐ男(Wikipediaより引用)

 

「おとこありけり、もとよりくちのうちのは、みなゆるすぎて、すこしもこわきものなどは、かみわるにおよばず。なまじいに、落ちぬくることはなくて、ものくふ時は、さはりてたえがたかりけり」

 

「この男は歯が緩んでしまい、それでいて抜けるわけでもない。固いものは噛み割ることができず、食事のたびに気になってしょうがないというのである」

 

男は口を大きく開け、指で歯をつまんで訴えています。これは歯の二大疾患の1つである歯周炎です。

 

歯の組織である歯肉、歯根膜、歯槽骨、セメント質に現れる全ての病変を歯周病といいます。

一般に歯周炎は歯肉の炎症が歯の植立を支えている歯周支持組織、つまり歯根膜や歯槽骨まで波及してこれらの組織が破壊したものです。歯周炎には根端性歯周炎と辺縁性歯周炎があります。

根端性歯周炎は歯根の先端部の炎症で、原因には、う蝕による歯髄から続発した細菌感染、歯ぎしりなどによる咬合性外傷、全身性感染症などがあります。症状は人により様々で間欠性なもの、持続性のもの、刺激された時だけ起こるものなどです。

辺縁性歯周炎は歯周ポケットに住み着いた細菌が主要な原因となって起こる慢性の炎症性疾患です。健康な歯周ポケットは器具を挿入しても1〜3mmまでしか入りません。しかし、炎症があると5mm、10mmと根尖方向に入っていきます。

病理組織学的には、次のような経過をたどります。

まず、歯垢(プラーク)が歯に付着します。プラークは細菌の塊です。この段階で上皮付着部、歯肉溝に少数の好中球がみられるようになります。プラークが付着してから2〜3日経つと好中球の浸潤が著名になります。1〜2週間経つとリンパ球が浸潤し、2〜3週間

経つと形質細胞が多くなります。そして3週間以降はマクロファージの浸潤が目立つようになります。

辺縁性歯周炎はレントゲン写真で歯槽骨頂部の白線がぼやけて見える程度の骨吸収が始まった軽度なものから、病変が辺縁歯周組織から、根尖部にまでおよび、やがて歯の自然脱落が起こる末期的なものまであります。この間、慢性に進行して痛みを伴わず歯肉からの出血、歯周ポケットの形成、排膿、歯の動揺などの症状が現れ、咀嚼機能が損なわれ、ついに歯が脱落するという経過をたどります。

 

歯は歯根膜によって歯茎部歯肉および、歯槽骨に繋ぎとめられています。歯根膜の大部分が膠原線維と結合組織から構成されています。歯根膜の膠原線維をシャーピー線維といいます。この膠原線維は弛緩した時、波状になっていて伸展性に富み、歯に外力が関わった時、歯や、歯槽骨にかかる力を和らげるクッションの役目を果たしています。そのため歯は外力が加わるとわずかながら動揺します。(生理的動揺) シャーピー線維が過度に緊張すると痛みが出て警告を発します。

辺縁性歯周炎では接合上皮の破壊に伴って歯周ポケットが形成され、潰瘍の形成も認められます。さらに炎症は歯根膜、歯槽骨に波及し、歯根膜線維の断裂や消失がみられます。歯周炎による歯根膜の性状変化や歯槽骨の吸収があると、歯の動揺が著名になり、病的動揺を示します。病草子に描かれた病人にも歯の動揺がありました。

 

歯槽骨を吸収するのは細菌ではなく、私たちの体が産生する破骨細胞です。慢性の炎症がある局所からプロスタグランジンE2という炎症のケミカルメディエーターが産生され、プロスタグランジンE2が破骨細胞を活性化し、歯槽骨の吸収を招きます。歯周病は沈黙の病気であり、一度吸収した歯槽骨は基本的には元の状態には戻りません。

 

虫歯や歯周病は症状が顕著になってから発見するのは歯科医療従事者にとって容易なことです。しかし虫歯や歯周病が顕著になる以前に、将来的に虫歯や歯周病が起こりそうだと見つけることが早期発見、早期予防というのではないでしょうか。歯科衛生士の仕事は虫歯や歯周病の予防処置です。それにはプラークを除去してお口の中を綺麗にすることだけでは不十分です。患者さんの将来を見据えて口腔内を見れる歯科衛生士になれるよう日々特訓中です。

 

ご参考までにどうぞ^^

 

 

 

 

 

「脳科学の基礎9 スライド」東京顕微鏡歯科診療専門歯科衛生士Yu

  • 2019.01.01 Tuesday
  • 21:43

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